みなさん、こんにちは。ワタナベです。
みなさんは、ファッションに国ごとの特徴があるのはご存知でしょうか。
世界の国々は長い歴史をかけて、文化が発展していきました。
決してファッションも例外ではありません。
そこで、全5回にわたり、5つの国についての「国ごとに見るファッションの特徴」をまとめていきます。
記念すべき第一回はイギリスファッションについてです!
「イギリスについて詳しく知りたい!」
「歴史とファッションのつながりを知りたい!」
ぜひ、コーディネートやアイテム選びの参考にしていただけると嬉しいです。
イギリスファッションの歴史
まずはイギリスのファッションの歴史から説明します。
なんとなくのイメージを掴んでください。
17世紀、イギリスではペストや大火事などで災難続きでした。
その時代の王様、チャールズ二世は
「貴族が好き放題してるから天罰がくだったのではないか?」
「華美な服装はやめて質素に生きなきゃいけない!」
と思います。真面目ですよね。
そして、チャールズ二世は、1666年、『衣服改革宣言』を出します。
この宣言によって、貴族たちの服は、”THE 貴族”という服装から、
”コート・べスト・スラックス・シャツ・ネクタイ”になりました。
ここで、現在のスーツのスリーピーススタイルの原型が形作られました。
イギリスファッションの特徴
こういった流れがあるからなのか、イギリスのファッション、特にブリティッシュスタイルのスーツなどは「質実剛健」と評されることが多いです。
イギリス人は、相手に不快感を与えないためのおしゃれ、マナーとしての身だしなみを行います。
肌の露出が控えめなことが多いですね。
生地の特徴としては、頑丈なものが多いです。
これはイギリスの土地が関係してきます。
イギリスは日本と同じ島国なので、海に囲まれています。
湿度が高く雨が多いので、生地が痛みやすくなってしまいます。
そのため、湿度に負けないように、頑丈でしっかりとした生地をしっかりとした縫製で作るのがイギリスファッションの特徴です。
イギリスファッションのイメージ
- 真面目
- かっちりとしている
- 知的
- 紳士
- シック
イギリスのファッションには、こういったイメージがあります。
「知的に見られたい!」
「真面目そうに見せたい!」
という方に、イギリスのファッションを参考にすることをオススメします。
イギリスファッションの代表的なブランド
最後にイギリスを代表するブランドを、簡単に3つほどご紹介いたします。
有名なブランドばかりですので、知っていて損はないです。
どのブランドも長い歴史があり、高品質な商品を出しています。
ぜひ、「こだわりのアイテム」を探す際の参考にしてください。
バブアー(Barbour)

一つ目にご紹介するのはバブアーです。
バブアーは1894年にサウスシールズという港町でジョン・バブアーの手によって誕生しました。
バブアーは、エディンバラ公・エリザベス女王・チャールズ皇太子の三名から、王室御用達の証明として、「ロイヤル・クワント」をもらっています。

漁師が雨風を防ぐために作られた「オイルドジャケット」は今でもバブアーの名品として語り継がれています。
別の記事でバブアーについて詳しく書いておりますので、ぜひご覧ください。
バーバリー(Burberry)

二つ目はバーバリーです。
バーバリーは言わずと知れた超有名ブランドですね。
バーバリーは1956年、21歳の生地屋見習いのトーマス・バーバリーによって創業されました。
バーバリーもバブアーと同じように、防水性にすぐれた生地を発明し、現代の人気へとつながっています。

バーバリーを代表する「トレンチコート」はもともと軍用品でした。
第一次世界大戦で軍用に支給されたのがこのトレンチコート。
高い質と機能性は言わずもがなですね。
マッキントッシュ(MACKINTOSH)

最後にご紹介するブランドはマッキントッシュです。
「百貨店で見たことがある!」
という人も多いのではないでしょうか。
歴史は古く、バーバリーよりも前、1830年にチャールズ・マッキントッシュにより創業されました。
遡ること7年前、チャールズはゴム引き防水生地である「マッキントッシュ・クロス」を発明しました。(ここでも防水ですね)

マッキントッシュ・クロスを使ったレインコートがこの「ダンケルド」です。
ビジネスでもプライベートでも使えるこのダンケルド、こだわりの一着としてぜひ!
まとめ
イギリスのブランドには
「相手に不快な思いをさせない最高級のおもてなし」
そして
「過酷な風土を快適に過ごす機能性」
の二つが備わっています。
この二つを共存させているのが、イギリスのファッションの最大の特徴と言えます。
見た目がかっこいいから買うのもよし。
歴史が深いから買うのもよし。
この記事で少しでもファッションに興味を持っていただけると嬉しいです。
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